irohaというブランドについて
irohaはTENGAの女性向けブランドとして生まれた。「女性の自分自身の快感を、後ろめたさなく享受できるように」というコンセプトで設計されており、これは日本のセルフプレジャー市場において今でも異端に近い立ち位置だと思う。
多くの類似ブランドがパッケージに男性目線の言語を使う中、irohaは徹底して使う人の自律と快楽を起点にしている。素材はシリコンや柔らかいTPEを採用し、お風呂でも使えるIPX7防水、抗菌加工。細部の設計が「女性がひとりで使うとき、本当に気になることは何か」から逆算されている感がある。
40歳になって、私はこういう「基礎が丁寧なもの」に惹かれるようになった。夫との夜も、彼氏との時間も、自分ひとりの時間も、それぞれに必要なものがある。irohaは最後のカテゴリに属する。
水原希子×iroha コラボレーションラインについて
水原希子さんとirohaのコラボレーションは、単なる有名人のネームバリュー活用ではなかった。彼女がプロダクトデザインの段階から関与しており、「女性が自分の身体と向き合うことの自由さ」を伝えるメッセージ性が製品に埋め込まれている。
このコラボラインの核心は、「見せても恥ずかしくない美しさ」にある。洗面台に置いていても、サイドテーブルに出しておいても、それ自体がインテリアとして成立するフォルム。スキンケアブランドのボトルと並べておける。そういうものが、これまでこのカテゴリには存在しなかった。
iroha paiRING+——カップルで使うという選択肢
iroha paiRING+は、カップル向けに設計されたリング型バイブレーター。男性パートナーが装着することで、挿入中に振動刺激をパートナーにも届けられる設計になっている。
彼氏に提案したとき、最初は少し戸惑いがあった。でも「irohaだから」という話をしたら、意外にすんなり受け入れられた。このブランドのデザインが放つ清潔感と誠実さが、提案のハードルを下げてくれたと思う。
実際に使ってみて感じたのは、振動が「押しつけがましくない」こと。強すぎず、でも確かにある。ふたりの行為の邪魔にならず、かつプラスの刺激として機能する、そのチューニングが丁寧だった。
夫との夜に使うことも考えたが、彼氏との関係性の方がこういう「新しいもの」を試しやすい。関係の柔らかさと好奇心が合致したとき、paiRING+は本当に良い仕事をする。
良かった点
- どこに置いても美しいデザイン
- パートナーへの提案がしやすい
- シリコン素材の肌あたりが上質
- paiRING+の振動設計が繊細
- IPX7防水でお手入れが楽
気になった点
- 価格は安くない(それだけの品質はある)
- 振動は強烈タイプを求める人には物足りないかも
- paiRING+はサイズ感の確認が必要
こんな人に勧めたい
セルフプレジャーアイテムに初めて手を出す人。パートナーと新しいことを試したいが、どこから始めれば良いか迷っている人。そして、ものを選ぶとき「どこに置いても違和感のない美しさ」を重視する人。
水原希子さんがこのプロジェクトに込めたのは「女性が自分の快感を誇りを持って享受できる世界」という思想だと私は受け取っている。それは40歳の私が今ちょうど生きようとしている場所と、重なっている。